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改善すなわち継続的な向上を通じて、顧客のニーズに応えます。その時に、より大きな善のためになる行動を心がけます。また自身と相互に対し、高いハードルを課していきます。
投資家、政府職員、その他の人たちは、正確で嘘のない帳簿と記録を頼りとしています。ダナハー社内においても、情報に基づいて決定がなされるために、正確な情報は不可欠です。
財政または会計の職務、あるいは製品品質に影響する職務に就くアソシエートは、この分野に特別な責任があります。が、事業結果を記録し保持する過程に関わる私たち全員も、責任を負っています。ダナハーの記録に提出する情報が、漏れのない、正確で理解しやすいものであるようひとりひとりが確認しなければなりません。
監査、調査、法的書類の要請に協力する責務を確実に果たすために、当社のポリシーに法って記録を保管し、要請を受けたら漏れのない情報で応じ、情報の編集、修正、削除を控えなければなりません。
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財務データ、経費報告書、タイムシートを含むすべての会社の記録を、明白かつ完全に行い、本来の取引内容を隠さないようにしなければなりません。
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売上や発送を詐称したり、期日を実際より早く記録したり、資産と負債を少なくあるいは多く改ざんしたり、経費への計上を延期したりしないでください。
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エンジニアリング、品質、生産の記録に正確を期して、記録の改ざんやミスリードがないようにしてください。
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記録にない会社の資金や資産、つまり 「不正資金」など、いかなる「帳簿外」の勘定項目も設けないでください。
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Danaher Corporationの財務諸表の作成と開示に携わるアソシエートは、財務諸表に漏れがなく、虚偽あるいは誤解を招く箇所がないことを確認する義務があります。
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監査、財務諸表のレビュー、内部統制に関わる社外の会計士に対し、プレッシャーを与えたり、操作したり、ミスリードしないでください。

記録管理と訴訟ホールド
業務記録は事業のために必要な限り、あるいは法で定められた期間が長ければそれ以上、保管しなければなりません。書類の破棄は、事業に該当する記録管理のポリシーに従ってのみ行い、 調査、訴訟、監査に対応するため、あるいは準備するために破棄してはなりません。
訴訟ホールド」の対象となった場合、どんな関連データも修正、破棄してはなりません。記録の破棄が適切かどうかに疑いがある場合は、法務部へご連絡ください。
Q&A
目標達成のため、不確定の売上を4半期報告書に記載するよう、マネージャーに頼まれました。実際の販売は、4半期終了後になるはずです。頼まれた通り、記載するべきでしょうか?
いいえ、常に正しい期間における収支を記載しなければなりません。まだ完了していない販売を報告することは、不実表示にあたり、詐欺にもなりかねません。あなたの懸念をマネージャーと話し合うべきですが、それが難しい場合は、Speak Up!を利用するか、行動規範に記載されたいずれかのリソースを使って助けを求めてください。